Her Story レビュー
英語のお勉強ができるゲームを探していたところ、巡り合ったこのゲーム。
クリア(?)したのでレビューを記載します。
なお、本記事はネタバレしないように気を使った結果、中身がほぼ無になりました。
総評: +1 (オススメ!)
有象無象の魍魎が跋扈するSteamゲーの中でも、 怪作 と言って差し支えないでしょう。
そもそもゲームと言えるのか 、そこから考えないといけないかもしれません。
合うかどうかは完全に人によりますが、私は面白かったです。
事前情報無しでのプレイを推奨します。
概要
ネタバレになるので書きません。
良かったところ
なんと言っても特徴的なのは、その ゲームシステム です。
何の説明も無い上に、他に類を見ない形で進行するので戸惑いしかないですが、やるべきことが分かるようになっているのが上手いですね。
システムが「これ」なので、自由度が高く人によって進行がバラバラになるのですが、 核心に迫る箇所はちゃんと難しくなっています 。
例えば、オープンワールドのゲームでは、貴重な装備があるエリアはそこに配置する敵を強くし、ゲームバランスを保っています。
それと似たようなことが この作品でも行われている ように見え、関心してしまいました。
難易度調整が成されているという点では、これはまさしくゲームだと言えるでしょう。
また、細かい視覚効果や本筋に関係のない要素が、味のある雰囲気を作っています。
ちょっとしたネタもあり、インターネット黎明期に詳しい人はより楽しめるかと思います。
良くなかったところ
とにかく特殊で、 何をもってクリアとするか も分かりません。
結果、達成感はあまり得られませんでした。スッキリしない……。
シナリオ自体は特筆すべきものではなく 、もっと凝っていれば良いと感じました。
後続の作品に期待できる……と言えるかもしれません。
馴染みがない単語や地名も多いので、日本の推理小説っぽければより個人的な評価は上がったかと思います。
ゲームバランスは全体として悪くないのですが、ノーヒントで 知らないと無理やろ というものもあります。
もう少しくっつけたり会話を増やしたりして、極端に短いものを削って欲しかったです。
字幕があるので英語の勉強に使えるかもしれませんが、かなり自信が無いとオススメできません。
日本語字幕パッチもあるそうなので、ゲームを楽しみたい方は使いましょう。
まとめ
本当に中身のないレビューになってしまいましたが、ネタバレを避けたのでしょうがないですね。
普通ではないゲームを探している場合はプレイしてみてはいかがでしょうか。
システム的には、脱出ゲーム好きであれば特に楽しめるのではないかと思います。