header source
my icon
esplo.net
ぷるぷるした直方体
Cover Image for 「Team Geek」 感想

「Team Geek」 感想

だいたい2分で読めます

こちらも話題になっていたので読みました。

amazon img
Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか
Brian W. Fitzpatrick (著),Ben Collins-Sussman (著),及川 卓也 (解説),角 征典 (翻訳)
Amazon

総評: 0 (人によってはオススメ)

この本もいわゆるSoft Skillについて述べた本で、HRT(謙虚・尊敬・信頼)の考えをベースに様々な「チームが上手く行く」方法について述べています。
特にチームを率いるマネージャー(リーダー)に向けた本になっていると感じました。
もちろんそうでない人が読んで価値がないかというとそんなことはないのですが、チームを率いる人が読むべき事が多いように思います。

細々とした感想

HRT

謙虚・尊敬・信頼の頭文字を取ったもので、この本の根幹を成す考え方とされています。
とても重要な考えだと思うのですが、チームの全ての人がこの考えを持って動くには、チームの文化として強く根付いていないと難しいな、と感じました。
会社やチームの文化として根付いていれば新しく入ってきた人にも自然と受け入れられると思いますが、そうでないとなかなか難しいものです。
ミッションステートメントに含めるなど、考えを定着させる工夫が必要だと思いました。

マネージャーではなくリーダー

既存のマネージャーのイメージとは少し違いますが、あるべき理想的な姿だと思います。
「目標を明確にする」「メンターになる」「禅マスターになる」などなどいくつか述べられており、アンチパターンもあってお得です。
気になった方は是非読んでみてください。

有害な人に対処する

この本で一番考えさせられ、また実践が難しいポイントはここだと思いました。
あまりここに踏み込んだ本は無いように思いますが、どうしても発生してしまう問題です。
この本にかかれていることをベースに、強固な文化を作って上手くやっていくよう、日々頭を悩ませる必要があるかと思います。

まとめ

特にリーダーに向けて、強固なチームを作るためのノウハウが書かれています。
実践する場合、まずは如何にHRTを根付かせるかが鍵になるかと思います。
チームマネージメントとしてかなりレベルが高いですが、まずは自省から始めてみようかと思います。

Share