ぷるぷるした直方体

元職業エンジニアの雑記です

Crypkoの面白いところ、これから起こりそうなこと

Crypko.aiというゲームを始めてしまいました。とても面白いと感じたのですが、何が面白いのかや今後起きそうなことをメモしておきます。

ちなみに、最初はこのようなカードを買いました。みんな1ETH未満で売りに出されていた安い顔たちです。

Face1 Face2 Face4 Face5

試しに最初の2つを合成してみると、このような子が生まれます。左向き+右向きなので中央を向いていたり、髪の色が遺伝していたりと特徴が引き継がれていることがわかります。帽子や服は発散していますが、Kawaii

Face3

概要

crypko.ai

どういうゲーム?

女の子が描かれたカードを集めるゲームです。Ethernetを使っています。CryptoKittiesの女の子版と言えば、知っている人には分かりやすいでしょう。

www.cryptokitties.co

自分が所持しているカードは、買ったり売ったり合成したりレンタルしたりとやりたい放題です。特に重要なのが合成で、2つのカードを使って1つのカードを産み出します。合成に利用されたカードはクールダウンタイムが設けられ、しばらく合成には使えなくなります。

自分好みの顔を産み出したり、売買を重ねて稼ぐのが主な遊び方になるかと思います。正式版では所持者に著作権が帰属するので、Twitterアイコンなどに利用できます。

現在Betaでテストネットワークを使っているので、無料で遊べます(ETHがもらえる)。

どうやって始めるの?

先人のブログをご参照ください。下記ブログを見るとやり方がまとまっています。感謝。

squeuei.hatenablog.com

(2018-06-02追記: @eai04191さんにご指摘いただきました通り、下記は誤りでした。Import Existing DENやRestore from seed phraseにより複数端末で利用することができます) なお、Metamaskは複数端末で同じアカウントにログインすることはできないため、スマホはスマホ、PCはPCで独立してしまいます。どちらをメインで使うかを考え、そちらでセットアップをしましょう。

私はAndroidスマホでやるために下記を行いました。

  • Android版Firefoxをインストール
  • Firefox上でMetamaskをインストール
  • Metamaskをメニューから開いて登録、Rinkeby Test Netに繋ぐ
  • Crypkoのサイトを開き、横画面にしてSign Up/Sign Inをタップできるようにする
  • Sign Up/Sign Inを押し、メニューからMetamaskを開いてSignする
  • BuyやFuseなど、認証が必要な処理はメニューからMetamaskを開く(自動では開かない)

メニューから明示的にMetamaskを開かないといけないことに気づかず、「反応せえへんやん」と思いながら15連打くらいしていました。

良い顔とは?

やはり「自然な人間の顔になっている」ことが重要だと思われます。特に左右の瞳は重要で、ここが崩れていると評価は大きく下がると考えられます。

学習済みモデルにより大きく崩れることはありませんが、時折沙耶が生まれたりするのもまた趣深いです。

権利関係は?

Crypko Betaの画像は非営利で自由に使えます。ただし著作権はCrypko側が持っています。正式リリース時には個人に帰属するようです。

https://crypko.ai/#/faqs(crypko.ai]

Crypkoの面白いところ

顔生成の精度が高い

前掲の画像を見てもわかりますが、なかなか良い顔が生まれています。また、顔以外の要素(服や帽子)は現状カオスですが、徐々に精度が上がると考えられます。

合成で生まれてくる顔もおおよそわかりますので、狙って作る楽しみがあります。

リアルワールド遺伝を感じることができる

2つの顔を合成し、両方の特徴を持った新しい顔が生まれます。最終的には、勝ち残った「良い顔」だけが残ってゆきます。まさに生物界。

また、公式から今までに無い顔が放り込まれることがあります。これにより多様性が生まれ、より良い顔が出来上がる可能性が確保されています。

ゲームシステムがソシャゲである

RMT前提のカードゲームで、同じカードは他にありません。確率に依存するのはカードの融合部分だけです。

一方一般的なソシャゲでは、RMTは禁止、同じカードは基本無制限に排出、ガチャは新規カードの取得に使われます。

こう書くと一般的なソシャゲに比べ異質ですが、やってみるとまさにソシャゲです。ある意味、多人数でのコミュニケーションというソシャゲの本質を切り出して再構成したゲームと言えるのではないでしょうか。

文章にすると法に触れそう

「可愛い女の子を産み出してはマーケットで売る」という、人体錬成と人身売買という禁忌を犯すゲームです。既存のゲームと変わらないと言えば変わらないですが、倫理について考えさせられるかもしれませんね。

イラストレーターでなくても好みの絵が作れる?

好みの属性を組み合わせて好みの顔を作り出すのは創作活動と言えるでしょう。Crypkoでは理論上、自身で絵が描けなくても合成のセンスさえあれば好みの顔が産み出せます。

……と言うほど安直なものではありませんが、そんな期待を抱かせてくれるゲームと言えるでしょう。

個人の好みがわかる

好きな顔を作るゲームなので、その人の好みが何となくわかります。(正式版は著作権が作成者に帰属するので)アイコンとして使い、自己紹介の一つにすることができますね。

大規模かつ正確なデータセットになる

高騰している顔 = 上手く生成できた顔、とすると、精度の高い評価済みのデータを大量に蓄えたサービスになります。Crypko自体の顔生成精度を上げるために利用できるのはもちろん、多くの研究で役立つデータセットになると思います。

むしろ、このゲーム自体が壮大な実験と言えるのかもしれませんが……。

キャラクター性を付けられる

各顔には名前とbioを付けることができます。有名ライターが考えたbioであれば、キャラクターとして売り出せそうですね。

百合の波動を感じる

「女と女を組み合わせて、双方の特徴を持った女を産み出す。これって百合SSになりませんか?」というトリビアの種が投稿されてもおかしくありません。そのためには個々のキャクター性が重要になりそうですね。詳しい人に意見を伺いたいところです。

Crypkoで考えられること

神絵師ならぬ神ブリーダーの誕生

コンスタントに高値で売れる娘を生成するプレイヤーが生まれ、それだけの収入で生きる人が現れます。いずれ企業に雇われる人が出て、プロブリーダーが誕生します。特に優れた人は神ブリーダーと呼ばれ引っ張りだこです。一見イマイチな顔を購入し、そこから素晴らしい子供を生み出す様はまるで魔法。高校野球のスカウト、競馬の調教師、画商に並んで尊敬を集めることでしょう。

一次配布に神絵師参入

公式からの配布で、神絵師による顔が高値で配布されます。それを購入した人はそのまま自分用に使うもよし、遺伝させて可能性を探るもよしです。「徳川家康の孫」のように、「○○さんの絵の三世代目」という箔が付きます。

超レア顔

「0x1ee3d92…は完全に牧瀬紅莉栖」など既存のキャラクターに似ていたり、「0x339d…はGACKTが認めた」「トランプ大統領が1,000ETHで買った0x14e3…」など、謎にプレミアが付く顔が生まれます。そのようなカードは非常に貴重であり、高値で売買されます。カードを巡ってハッキングが行われたり、リアルワールドストリートファイトが生まれたりと遊戯王のようなことが発生します。

まとめ

CryptoKittiesなどの類似ゲームをやったことがなかったので、この手のサービスは初めて触れました。今までのゲームとは一線を画すものだと思います。これが今後のトレンドとなるのか、一瞬話題になって終わるのかは注視してゆきたいと思います。

いろいろと面白いポイントはありますが、「最強の嫁を作りたい!」というモチベーションでやると良いゲームなのではないかと思います(ローカル環境でやればええやん)。