「小さなチーム、大きな仕事」 感想

2016-09-13

読み終わりました。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01NCJVL06/esplo06-22/

(↓ 完全版が出ていました)

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/415209267X/esplo06-22

総評: +2 (超オススメ!)

いかにして製品の価値を高め、いかに顧客に届けるかを考えさせられる本です。 「小さなチーム」に本書が適しているのは勿論ですが、大規模なチームを率いる立場であっても有用な考えが多いと思います。 チームビルディングというよりはビジネス寄りですが、人前に出す製品を作るエンジニアは読んで損のない内容だと思います。

細々とした感想

主題をまとめると、ざっくりと以下の3点になるかと思いました。

  • とりあえず始めよう
  • コアな価値を追求しよう
  • とにかく無駄を省こう

1. とりあえず始めよう

計画しすぎて鈍重な動きになるより、身軽な動きでクリアしようというのは、なかなか大企業では難しいかもしれません。 ただ結局、計画なんて予測でしかないので、取り合えずやってみていつでも修正できるようにするのが大事じゃない?ということが主張されています。

2. コアな価値を追求しよう

製品や会社が世に出てくると、ユーザー・顧客・場合によってはVCなど、様々な所から口を出されるようになってきます。 「ユーザーのため!」と思って要望に応じていると、いつの間にか製品の魅力が無くなっているかもしれません。 「自分にとってコアな価値」を見極め、NOと言える強さを持とうね、とのことです。

3. とにかく無駄を省こう

大量の書類や会議、莫大な広告費、やたら多い雇用者、謎のルール……。 こちらも製品や会社が大きくなるとどんどんと増えていくものですが、もっと効率よくするためにどうしたらいいか常に考えましょう。 だいたい要らないよね?といった感じです。

他にも

小さな会社ならではの方法や競合相手、暮らし方についてなど多岐にわたります。

まとめ

製品、チーム、会社について考えさせられる良書でした。 具体的な方法というより、考え方についての本です。

↑では凄くざっくりとまとめましたが、色々な事が書かれています。 その割にサクッと読めるので、未読の方はぜひ気軽に読んでみてください。 ここに書かれている事は理想ですが、これらが「当たり前やん」と思えるようになれば、自ずとよい製品/チーム/会社が生まれているのではないかと思います。

development

Scala関数型デザイン&プログラミング 〜3章 (3)

Scala関数型デザイン&プログラミング 〜2章 (2)

comments powered by Disqus